【iOSDC Japan 2023 レポート】「PushToTalkで作るトランシーバー」を聞いてきた。
はじめに
年に一度のiOSエンジニアの為のお祭り iOSDC Japan 2023に参加しています。
せっかくなので、参加したセッションのレポートを書きたいと思います。
PushToTalkで作るトランシーバー
登壇者
概要
みなさん、トランシーバーってご存知でしょうか?
同じ機器を持っていれば、音声を離れたところへ伝えることができるアイテムです。
人によっては懐かしいと思う方もいるかもしれません。
そんな懐かしいトランシーバーを作る仕組みが、現行最新のiOS 16の機能として追加されているのをご存知でしょうか?
そんなiOS 16の新機能「PushToTalk」を使ってトランシーバーを実現してみようと思います。
PushToTalkはどのような機能を提供してくれるのか?
アプリ側ではどのようなものを用意すればいいのか?サーバーは?
あまりフォローされていない音声の録音部分も含めてご紹介するトークとなります。
引用: fortee
資料
感想
検索しても、まだ数件しか検索結果が出ないようなPush to Talkの実装についてのありがたいお話でした。
参考資料がこちら
Push to Talk フレームワークは、電力効率が高く、ユーザーフレンドリーで、プライバシーを重視した APIです。これにより、ユーザーがどこからでも音声を送信できるようにするユーザー インターフェイス コントロールをアプリに提供できるようになります。
Push to Talkのフレームワークはセッション周りは提供してくれるが、音声の録音や再生、送受信、音声処理は自前で実装する必要があるそうで、今回はそのドキュメントには載っていない部分の実装詳細を説明していただいていて、これはPush to Talk実装時の教科書になりそうです。ありがとうございます。
なぜ、このiOS 16のタイミングでPush to talkが現れたのか、とても気になるところです。Vision Proでの活用?と思ったりしたのですが、まだvisionOSには対応していなさそうで、visionOS上で既存アプリを実行した時だとしても使えなくなるとのこと。
Push to Talk サービスは、visionOS で実行されている互換性のある iPad および iPhone アプリでは利用できません。
Widget上のボタンで簡単に送信とか受信とかできたら、楽しそうだなと思ったりしたので検索結果が沢山出るようになったら触ってみたいと思いますw
おわりに
まだ生まれたホヤホヤのPush to Talk、今後の発展が楽しみです。
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